コンカフェの概要

コンカフェとは?
「コンカフェ」とは、「コンセプトカフェ」の略称です。
お店ごとに特定のテーマ(=コンセプト)に沿った衣装・接客スタイルで運営される飲食店で、
主に10代後半〜30代前半の若者や観光客に人気の業態です。
主なコンセプトの例
- メイドカフェ:メイド服で「ご主人様/お嬢様」をおもてなし
- 吸血鬼カフェ/病みかわ系:闇属性やダークロリータな衣装・世界観
- ゲーマーズカフェ/アニメ系:ゲームや推し活がテーマ。店内でボードゲームも
- 和風・巫女系・軍服系・学生服・チャイナドレスなど、コンセプトは多種多様!
通常の飲食店との違い
- スタッフは制服(衣装)を着用して接客
- 一部で「お絵かきオムライス」「萌え萌えドリンク」など演出要素あり
- お客さまとの会話・チェキ撮影・ミニゲームなどのサービスがオプションである
風営法との関係
コンカフェは原則として風俗営業には該当しない「一般飲食店」扱いです。
しかし、次のような条件が加わると風営法の対象になる可能性があります
| 行為 | 法的リスク |
|---|---|
| スタッフが客の隣に座る | 接待とみなされ「風営法第1号営業」に該当 |
| 指名制度がある | 接待性が強まり、風営法該当リスク |
| 過度な露出の衣装 | わいせつ図画陳列罪・条例違反の恐れ |
| 24時以降も営業し酒を提供 | 深夜酒類提供飲食店営業の届出が必要 |
コンカフェとメイドカフェ・キャバクラ等との違い
| 項目 | コンカフェ | メイドカフェ | キャバクラ |
|---|---|---|---|
| 接待 | 基本なし(演出あり) | 基本なし | あり(隣に座る・指名など) |
| 衣装 | テーマに応じる(制服・コスプレ等) | メイド服 | ドレス・私服など |
| 法的区分 | 飲食店営業(+深夜酒類営業届出) | 飲食店営業(+深夜酒類営業届出) | 風営法第1号営業許可 |
| 営業スタイル | 会話・チェキ・ミニゲームなど演出重視 | 「萌え系」演出と飲食 | 接待・同伴・営業重視 |
コンカフェでカラオケ・デュエットは風営法違反になる?
コンカフェでは、カラオケを設置している店舗も少なくありません。
そのため、
「お客さんとキャストがデュエットしても大丈夫?」
「盛り上げるために一緒に歌うのは問題ない?」
といった相談をよく受けます。
結論から言うと
カラオケやデュエット“だけ”で直ちに風俗営業(接待)に該当するとは限りません。
ただし、運営の仕方によっては風営法違反と判断される可能性があります。
警察がチェックする主なポイント
次のような要素が重なるとリスクが高くなります。
- キャストが特定のお客さんの隣に座っている
- デュエットや合いの手などを積極的に行っている
- マイクを共有して距離が近い
- お客さんごとにキャストが固定されている
- 会話や盛り上げ行為が長時間続いている
これらは、
「歓楽的雰囲気を作り、客をもてなしている」=接待
と評価されやすくなります。
実務上よくある誤解
×「デュエット=即アウト」ではありません
×「カラオケがある=風営」でもありません
一方で、
〇 カラオケ+接客の実態
〇キャストの立ち位置・距離感
〇店舗全体の雰囲気
を総合的に見て、「実質的に接待行為が行われている」と判断されるケースが多いのが実情です。
事前対策が重要です
コンカフェは、「健全営業のつもりだったが、警察から風営扱いされた」という相談が非常に多い業態です。
・カラオケの使い方
・キャストの立ち位置
・接客ルールの明文化
などを、開業前に整理しておくことが重要です。
コンカフェに関するよくある勘違い(Q&A)
コンカフェ開業前後で、特に多い質問をまとめました。
いいえ。不要とは限りません。接待に該当する行為が行われている場合は、コンカフェであっても風俗営業許可が必要になります。
衣装そのものは問題になりません。ただし、衣装+接客内容によっては風営法上の「接待」と判断される可能性があります。
条件次第です。接待を行わない場合は、深夜酒類提供飲食店営業の届出で営業できるケースがあります。ただし、実態が伴わないと指導対象になります。
原則としてリスクは高くなります。
一時的・例外的であっても、常態化していると接待と判断されやすいため注意が必要です。
店名や業態名では判断されません。警察は、実際の営業内容・接客の実態を見て判断します。


